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【オフィス向け】床材選びのポイントまとめ
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2020/03/13
画像引用:サンゲツ|カーテン、壁装材、床材、椅子生地、ラグ等のインテリア商品の販売
かつては「グレーのタイル」が定番だったオフィスの床。
近年では色柄や素材の選択肢が増え、思い思いのデザインを楽しむ企業が増えてきました。今回は、オフィス向け床材の種類や特徴、選び方のポイントについてわかりやすく解説いたします。
目次
こんなに雰囲気が変わる!オフィスの床の「色選び」
はじめに、こちらのスライドショーをご覧ください。
家具や照明の色は同じ。床材の色と模様だけが異なるオフィスの様子です。画像引用:東リ 住まいとインテリア | 床材、カーペット、カーテン、壁紙、ラグマット
いかがでしょうか。床の色柄が違うだけで、部屋全体の印象が大きく変わって見えませんか?
色彩は人の心理や行動に影響を及ぼすと言われています。
社員のモチベーションアップや来客者の企業イメージアップを目指すなら、床の色選びは非常に重要なポイントです。色彩が人に与えるイメージとオススメのご利用シーン
色 イメージ オススメのシーン ブルー 集中・冷静・涼やか・冷たさ 調べ物や見積作成などの集中作業が多い事務職や、ルーチンワークが中心のオペレーター職のフロアに。 グレー シック・平穏・落ち着き・地味・控えめ・事務的 オレンジ 元気・にぎやか・陽気・高ぶり・興奮 クリエイターや開発・企画職など、ひらめき型の職種に。会議室などアイディアを生み出す場所にも。 イエロー 明るい・ポジティブ・幸福・危険・軽率 ブラウン 温もり・堅実・安定 休憩室や食堂などのリラックススペースに。ストレス緩和のために執務室に取り入れるケースも。 ベージュ 穏やか・柔らか・ナチュラル・リラックス・ぼやけた グリーン フレッシュ・癒し・エコ・未熟 ブラック クール・スタイリッシュ・圧迫感・閉塞感・緊張感 役員室や応接室などのエグゼクティブスペースに。 ホワイト 清潔・シンプル・まっさら・冷たさ・緊張感 オフィスで人気の床材とは?
オフィスで用いられる代表的な床材は「タイルカーペット」と「フロアタイル」です。
どちらもその名の通り、タイル状に一枚ずつ隙間なく床に敷き詰めて施工します。タイルカーペット フロアタイル 概要 40~50cm四方で正方形にカットされたカーペット。 様々な色や模様がプリントされた硬質塩化ビニル製タイル。 タイル
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施工
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画像引用:東リ 住まいとインテリア | 床材、カーペット、カーテン、壁紙、ラグマット
タイルカーペットの特徴
画像引用:東リ 住まいとインテリア | 床材、カーペット、カーテン、壁紙、ラグマット
タイルカーペットには、以下のような特徴があります。
タイルカーペットの特徴
・繊維素材ならではの温かみがあり、柔和な雰囲気を演出できる。
・カラーバリエーションが豊富。
・遮音性、保温性、耐久性に優れている。
・毛足が短くお手入れしやすい。
・部分的に取り外し可能で、汚れた部分だけを洗ったり貼り替えたりできる。人の通行が多い執務室や、話し声が響きやすい会議室には、遮音性に優れたタイルカーペットが適しています。
靴を脱いでも快適であることから、更衣室の床にもよく用いられています。また、タイルカーペットはOAフロアの仕上げの床材に最適。
一枚めくれば簡単に配線にアクセスできるので、ケーブルの増設や引き直しの際などに便利です。OAフロアとは?主な種類とメリット・デメリット
電話線やLANケーブル等の配線のために設けられた二重構造の床「OAフロア」。ゴチャゴチャになったケーブルをスッキリ整えるためのオフィス設備です。その種類・特徴を詳しくご紹介いたします。
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なお、タイルカーペット敷きの床の上で「重い物を載せた台車」や「キャスター付きの複合機」などを移動させる際には注意が必要です。
つなぎ目に車輪が入り込み、カーペットがめくれ上がってしまうことがあるためです。
積み荷の量を減らしたり、出来るだけつなぎ目を避けてゆっくり移動させたりして対応するといいでしょう。貼り方のバリエーション ~タイルカーペット編~
床の印象は、床材の貼り方の違いによって大きく変わります。
タイルカーペットの代表的な貼り方は、「市松貼り」と「流し貼り」。
カーペットの毛流れの向きを組み合わせて作る床のデザインです。毛流れの向き イメージと特徴 市松貼り
最も一般的なタイルカーペットの貼り方。
隣り合うカーペットが同じ向きにならないように、タテ・ヨコ・タテ・ヨコ・・・と、交互に並べる。流し貼り
すべてを同じ向きに揃えて並べる方法。
流し貼りを推奨しないデザインもあるので、製品情報は要確認。画像引用:サンゲツ|カーテン、壁装材、床材、椅子生地、ラグ等のインテリア商品の販売
フロアタイルの特徴
画像引用:東リ 住まいとインテリア | 床材、カーペット、カーテン、壁紙、ラグマット
一方、フロアタイルには以下のような特徴があります。
フロアタイルの特徴
・木目調や石目調など、デザイン性に優れたオシャレな雰囲気を演出できる。
・リアルな柄や質感の種類が豊富。
・耐久性、耐摩擦性に優れている。
・天然素材よりも手入れが簡単(水拭き)。
・水分、湿気が染み込みにくい。フロアタイルは、おもてなしの空間であるエントランスや応接室の床にオススメ。洗練された企業イメージの発信に一役買います。
拭き掃除ができるので、食堂や休憩室などの飲食スペースや、給湯室などの水回りにも適しています。また、フロアタイルの上でオフィスチェアを使う場合には、車輪の外側がウレタン素材でカバーされた「ウレタンキャスター」仕様のものを選ぶといいでしょう。ソフトな手触りで、床に傷が付きにくくなります。
貼り方のバリエーション ~フロアタイル編~
柄の種類が豊富なフロアタイルは、貼り方のバリエーションも非常に豊富です。
木目調
イメージ石目調・レンガ調
イメージ特徴 同寸法のタイルを
一定の幅にずらして貼る規則性がある整然とした印象。 寸法の異なるタイルを
ランダムに貼る不規則な並びがリアルな素材感・風合いを演出。 タイルの目地を
タテ・ヨコ共に一直線に
揃えて貼るすっきりしたスマートな見た目。 「ヘリンボーン」模様に貼る ヴェルサイユ宮殿にも採用されているデザイン。ヨーロッパ風のオシャレな雰囲気。 画像引用:サンゲツ|カーテン、壁装材、床材、椅子生地、ラグ等のインテリア商品の販売・
東リ 住まいとインテリア | 床材、カーペット、カーテン、壁紙、ラグマット床デザインによるゾーニング
近年注目を集めているのが、床のデザインによるオフィスのゾーニングです。
ゾーニングとは、空間の区分けのこと。
エリア別に床の色や素材を変えることで、空間の用途や目的をスマートに示すことができます。例えば、こんなゾーニング。手前が執務スペースで、奥はミーティングスペースです。
床材の切り替えにより、「ゆるやか」でありながら「しっかり」と空間が分離されていますよね。
間仕切りやパーテーションを使わずに、広々とオフィスを使うための床デザインです。画像引用:コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部
続いてこちらは、通路スペースと執務スペースとの境目が一目瞭然の床デザイン。動線がわかりやすく、来客対応をスムーズに行うことができます。
画像引用:東リ 住まいとインテリア | 床材、カーペット、カーテン、壁紙、ラグマット
自販機のまわりやコピーコーナーなどの「マグネットスペース(=磁石に吸い寄せられるようにオフィス内の人々が自然に集まるスペース)」の床には、鮮やかな色彩を用いたゾーニングがオススメ。
単調な空間にリズムが生まれ、リラックスやコミュニケーションの場として効果的に機能します。画像引用:東リ 住まいとインテリア | 床材、カーペット、カーテン、壁紙、ラグマット・コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部
まとめ
私たちが事務所内で過ごしている間、常に視界の中に入っているのが「床」です。
普段はあまり気にしないけど、実はとても重要な要素だということをおわかりいただけたでしょうか。
「オフィスをイメチェンしたい」とお考えなら、床材の貼り替えがオススメです。オフィスのオシャレも足元から。床のリニューアルで、ワンランク上の素敵なオフィスを目指しましょう!
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