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【フレーム×パネル】デザイン性にこだわるパーテーションの選び方
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2020/01/06
空間を仕切り、部屋や通路を作り出すパーテーション。
最近では、オフィスをかっこよく・オシャレに見せるためにデザイン性にもこだわりたいという会社が増えてきました。画像引用:コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部
パーテーションデザインのポイントは、「フレーム」と「パネル」の組み合わせ。
これらの組み合わせを工夫することで、デザイン性に優れたオシャレな空間を演出することができます。今回は、天井まで届く高さのハイパーテーションに焦点を当て、「フレーム×パネル」の組み合わせ例をご紹介いたします。
目次
材質の違いは見た目に出る
はじめに、パーテーションの材質とデザイン性の関係についてご紹介します。
パーテーションのフレーム(骨組み)に用いられる素材は大きく分けて二つ。スチールまたはアルミです。強度が高く、遮音性・不燃性に優れているのがスチールパーテーション。
軽量で扱いやすく、スピーディに施工できるのがアルミパーテーションです。スチールパーテーション
アルミパーテーション
画像引用:小松ウオール工業: 間仕切の総合メーカー フレーム材質の違いは、パーテーションのデザイン性・審美性を大きく左右するポイント。
左側のスチールパーテーションは、フレームが表に見えていませんが、
右側のアルミパーテーションは、パネル一枚一枚の間にフレームが露出して見えていますよね。この違いは、それぞれのパーテーションの構造・組み立て方が異なることで生じます。
スチールパーテーションは、フレームを2枚のパネルで挟むようにして組み立てます。
フレームが隠れるので、フラットですっきりとした見た目になります一方でアルミパーテーションは、1枚のパネルをフレームの間にはめ込んで施工します。
フレームは隠れることなく、そのまま外にむき出しになります。よって、少しゴツゴツとした印象になるというわけです。- スチールパーテーションはフラットな見た目
- アルミパーテーションは少しゴツゴツした見た目
2種類の大まかな違いは、このように覚えてください。
それでは、本題となる「フレーム×パネル」の組み合わせ例をご紹介していきましょう。「パーテーション」の種類を解説!違いは、高さと素材。
オフィスレイアウトに欠かせない「パーテーション」には、様々なバリエーションがあることをご存知ですか?違いは、「高さ」と「素材」です。
2019/12/18
標準的なパーテーションデザイン
オフィスで施工されるパーテーションの多くには、スチール板に焼付塗装をしたパネルが採用されています。
一般的なパネルの標準色はホワイトです。フレーム スチール(色:シルバー) アルミ(色:シルバー) パネル スチール板に塗装(色:ホワイト) イメージ 特徴 標準的なデザイン。清潔感のある、きちんとした空間づくりができる一方で、事務的で冷たい印象を与えてしまうことも。 カラーパネルを用いたパーテーションデザイン
カラーパネルを採用すれば、無機質な印象になりがちなパーテーションに彩りが生まれます。
コーポレートカラーを取り入れることで、社内外へ企業イメージを発信することもできます。フレーム スチール(色:シルバー) アルミ(色:シルバー) パネル スチール板に塗装(色:ホワイト×イエロー) イメージ 特徴 メーカー標準色であれば、価格はホワイトパネルと同一。差し色として一部のパネルに色味を取り入れるのがオススメです。
木目調パネルを用いたパーテーションデザイン
木目調のパネルを用いると、温かみのある空間を演出することができます。
フレーム スチール(色:シルバー) アルミ(色:シルバー) パネル スチール板に木目調の柄をプリント(色:ライト~ダーク) イメージ 特徴 木目調パネルはオプション品です。明るいカラーはナチュラルな印象を、暗めのカラーは落ち着いたシックな印象を与えます。 ガラスパネルを用いたパーテーションデザイン
最もデザイン性が高く、オシャレな空間を作り上げることができるのが、ガラスパネルを使ったパーテーションです。
フレーム スチール(色:シルバー) アルミ(色:シルバー) パネル フロートガラス/強化ガラス イメージ 特徴 ガラスパネルは特注品です。施工費も含めて価格はグンと上がりますが、開放感のあるオープンなオフィスづくりには最適。プライバシーを確保する「磨りガラス」や、遮音性を高める「二重ガラス」も人気です。 ガラスパネルはフレームの露出にご注意を
ガラスパネルを用いる場合、スチールパーテーションであっても中間部のフレームはどうしても表に見えてしまいます。
画像引用:コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部
しかし、透明な樹脂で作られたジョイント材(「クリアジョイント」「ガラスジョイント」)を用いれば、フレームの主張を抑えて、澄んだ空間を作り出すことができます。
画像引用:コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部
良好な視界と高い意匠性を求める方には、こちらのフレームレスなモデルがオススメです。
ブロックパネルを用いたパーテーションデザイン
水平ラインが空間にアクセントを与える「ブロックパネル」。
パネルごとにカラーリングを変えたり、素材を組み合わせたりできることが特徴です。
コーディネートの幅が広がるので、個性あるパーテーションを施工したいという方にはぴったり!フレーム スチール(色:シルバー) アルミ(色:シルバー) パネル 各ブロックに様々なパネルを組み合わせ イメージ① イメージ② イメージ③ イメージ④ 黒フレームならアルミパーテーションもグッとオシャレに
ご紹介してきた通り、スチールパーテーションは「フレームの露出がなくデザイン性が高い」と言われています。
一方、アルミパーテーションは「フレームむき出しのゴツゴツした」印象。
「出来ることならかっこいいスチールパーテーションを導入したいけど、コスト面で折り合いがつかない」とお悩みの方も少なくありません。そんな方にオススメなのが、アルミパーテーションのフレーム色を黒にカスタマイズすること!
画像引用:コマニー株式会社
黒いフレームは、黒のカラーパネルや木目調パネル、ガラスパネルと相性抜群。
別途カスタム料金はかかってしまいますが、総コストを抑えながらもシックで洗練された雰囲気を演出することができます。フレーム アルミ(色:シルバー) アルミ(色:ブラック) イメージ① イメージ② イメージ③ イメージ④ 《番外編》パネルは絶対必要!とは限らない
従来のパーテーションのスタンダードは、パネルを用いて空間を「面」で仕切るというものでした。
ところが昨今では、「面」に囲まれたクローズな空間にこだわらない会社も増えてきています。背景には「もっとスタッフ同士の会話を増やしたい」「風通しの良いオフィスを目指したい」というニーズの高まりがあります。
コミュニケーションを重視する気運の中で、社内のスペースを区分けするだけなら、フレームの「線」だけでも十分なのではないか?というアイディアが生まれました。そこで開発されたのが、パネルをなくした(あるいは最小限に抑えた)細型フレームのパーテーションシリーズです。
- コマニー「KOUSHI」
画像引用:KOUSHI – コマニー株式会社 - 内田洋行「Schema(スキーマ)」
※天井まで届かないロータイプのパーテーションです。高さ1560mmまたは1860mm。
画像引用:Schema(スキーマ)フレームシステム – オフィス分野|内田洋行 パネルを多用しないことで、部屋と部屋との間に明確な境目がなくなり、フロア全体がゆるやかに繋がります。圧迫感が薄れ、コミュニケーションを活発化させるという効果も。
「独立した空間を作る」「目隠しになる」「遮音できる」といったパーテーション本来の性能には欠けますが、開放的でデザイン性の高い、新しいスタイルのオフィスを目指す方にはぴったりの選択肢です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
間仕切りとしての用途の他にも、オフィスをかっこよくオシャレに演出する役割も持ち合わせるパーテーション。
フレームとパネルの組み合わせを工夫して、こだわりの空間を作り上げてみてはいかがでしょうか。
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