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個人ワーク・リモート会議に!「集中ブース」のつくり方
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2020/11/10
集中ブースとは、その名の通り一人で集中して作業を行うための空間のこと。
従来は、「周囲から声をかけられると集中力が途切れてしまう」「誰にも邪魔されず、一人で黙々と仕事をしたい」といった個人作業のニーズを満たすオフィス設備として知られています。さらに最近では、リモート会議やリモート商談など、遠隔コミュニケーション用のスペースとしての需要も高まっています。半個室のような空間であれば、周囲の音や視線を程よく遮断することができるからです。
今回は、コロナ禍のオフィスで注目を集める「集中ブース」についてご紹介いたします。
目次
集中ブースの役割・使い方
元来、日本の多くの企業は部署内の連携やコミュニケーションを重視したオフィスづくりに努めてきました。
「対向式」や「島型」と呼ばれる、向かい合わせのデスクレイアウトが多いのもそのためです。さらに近年では、部署間の垣根を越えた交流を促すために、固定席を設けない自由席タイプの「フリーアドレス型」を採用する企業も増えてきました。
こうした「コミュニケーション重視のオフィス」はチームワークには最適ですが、個人ワーク(書類・資料作成、分析、調査、設計、プログラミング、デザインなど)には不向きです。周囲の視線や話し声が気になり、集中力を妨げてしまうことが課題でした。
画像引用:コクヨ株式会社
そんなオフィスの課題を解決してくれる設備が「集中ブース」です。
オフィスの一画に個人ワーク専用のスペースがあれば、周囲の喧騒を気にせず、集中して仕事に取り組むことができますよね。下記の図のように、ワーカー自らが、仕事内容に応じて最適なスペースを選んで働くことで、生産性の向上が期待できるというわけです!
集中ブースのつくり方 ①カウンターテーブル×ハイチェア×卓上パネル
一口に集中ブースと言っても、そのスタイルは実に様々。
中でも代表的なのは、カウンターテーブルを使った集中ブースです。画像引用:コクヨ株式会社
カウンターテーブルとは、浅型(奥行き400mm~600mm程)の細長いテーブルのこと。
1000mm程の高さのものが多く、ハイチェアと組み合わせて使うのが一般的です。
デスクトップパネル・サイドパネルを設置すれば、左右からの視線を遮断してプライバシーを確保することができます。カウンターテーブル ハイチェア パネル(仕切り)
画像:コクヨ株式会社
画像:コクヨ株式会社
画像:株式会社キングジム個室を作るわけではないので比較的コストが抑えられますし、窓際や壁際に配置すればデッドスペースの有効活用にもなります。
死角になりにくいので、誰がどこで作業しているのか一目で確認しやすい点も人気のポイントです。集中ブースのつくり方 ②スクリーン・パネル×ミニテーブル×チェア
一方、リモート会議やリモート商談を行う際には、ある程度の「囲まれ感」が欲しいですよね。
遠隔コミュニケーション用の集中ブースには、目隠し用のスクリーンやパネルを設置するのがオススメです。画像引用:コクヨ株式会社
ミニテーブルと組み合わせれば、一人作業に最適な半個室空間の完成。
スクリーンやパネルは、中の様子が感じられる「足元オープン仕様」のものを選ぶといいでしょう。スクリーン・パネル ミニテーブル チェア
画像:コクヨ株式会社
画像:コクヨ株式会社
画像:コクヨ株式会社集中ブースのつくり方 ③パネル付きソファ×ミニテーブル
面積効率と雰囲気の良さで人気を集めているのが、パネル付きソファです。
ソファ・パネル一体型のコンパクトな製品で、限られたスペースにも集中ブースを設置することができます。
ソファならではの居心地の良さから、リラックスして執務できるというメリットも。画像引用:コクヨ株式会社
テーブルは別売りの製品もあれば、天板がソファに付属している製品もあります。
こちらも、廊下や窓際などのデッドスペースに配置するのが良さそうです。パネル付きソファ×ミニテーブル ミニテーブル・パネル付きソファ
画像:コクヨ株式会社
画像:コクヨ株式会社集中ブースのつくり方 ④個人ワーク専用個室ブース
駅構内などで目にすることも増えた、電話ボックスのような見た目の「個人ワーク専用個室」。
「究極の集中空間」との呼び声高いこのワークブースを、オフィスでも採用する動きが出てきました。画像引用:コクヨ株式会社
床・壁・天井すべての面が囲われているので、遮音性・防音性はバッチリ。
照明・換気機能、電源やUSBポートなども装備された、夢の最新ビジネス設備です…!予め消火設備が搭載されたモデルは大掛かりな設備工事が不要で、オフィス家具と同様の扱いで設置できるのが魅力なんだとか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。集中ブースのイメージ、沸いてきましたか?
画像引用:コクヨ株式会社
テレワークが定着したアフターコロナ時代。
今後のオフィスづくりで重要なのは、「出社しよう」「会社に立ち寄ろう」と思わせるような空間・設備だと言われています。社内にいながら個人ワークにも専念することができる集中ブースは、まさにそんな設備のひとつ。
この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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