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内装工事とは?種類一覧と費用の考え方|A・B・C工事まで解説
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2026/02/20
内装工事とは、建物の内部を使いやすく整えるための工事の総称で、大きく「内装仕上工事」と「設備工事」に分けられます。
本記事では、内装仕上工事の主な種類を一覧で整理したうえで、「間仕切りをつくりたい」「床を張り替えたい」などご要望別に、必要になりやすい工事をわかりやすく解説します。
※工事の呼び方や範囲は現場条件により異なる場合があります。最終的には現地確認のうえで判断します。内装工事は「内装仕上工事」と「設備工事」に分けられる
内装仕上工事
内装仕上工事は、内装デザインをもとに、オフィスの壁・床・天井などを仕上げていく工事です。
骨組みや下地を整えたうえで、壁紙や床材の施工、塗装、建具の取り付け、家具の組み立てなどを行い、スケルトン状態の物件を設計通りの空間へ仕上げます。内装仕上工事の主な種類(一覧表)
工事名 どんな工事?(ひとことで) 具体例 LGS工事 壁や天井の骨組み(下地)をつくる 間仕切り壁の下地、天井下地 ボード工事 下地にボードを張り、壁・天井の面をつくる 間仕切り壁、天井面の形成 クロス工事 壁や天井に壁紙を貼って仕上げる ビニールクロス、織物クロス 左官工事 塗り仕上げで壁に質感を出す モルタル仕上げ、塗り壁、補修 床仕上げ工事 床材を施工して床面を仕上げる タイルカーペット、長尺シート等 塗装工事 塗装で美観を整え、表面を保護する 壁・天井・扉枠などの塗装 畳工事 畳の設置や交換を行う 畳の新設・入替(和室スペース等) 木製建具工事 木製のドアや枠を取り付ける 室内ドア、枠、造作扉 金属製建具工事 金属製のドアや枠を取り付ける スチールドアなど 家具工事 造作家具や什器を製作・設置する 受付カウンター、収納、造作棚 設備工事
設備工事は、建物内で利用する各種設備を使えるようにするための工事です。
対象となる主な設備は、以下のとおりです。- 電気
- ガス
- 水道
- 空調
- 換気
- ネットワーク
これらの設備工事によって、建物内での電気・給排水の使用や、エアコン・換気設備の設置が可能になります。
ご要望別 必要になる内装仕上工事の目安
次は、ご要望別に「必要になる工事」をわかりやすく整理します。
間仕切りをつくりたい(壁/パーテーション)
「間仕切り」といっても、方法は大きく2つあります。目的に合わせて選ぶとわかりやすいです。
①壁で間仕切りをつくる場合(造作壁)
しっかり区切れる個室や会議室をつくるなら、LGS工事+ボード工事で壁を造作する方法が一般的です。
仕上げとしてクロス工事や塗装工事が入るケースもあります。- 必須になりやすい工事:LGS工事/ボード工事
- 仕上げで入る工事:クロス工事、塗装工事 など
- 関連しやすい工事:建具工事(ドア)、電気工事(スイッチ・照明移設)など
②パーテーションで間仕切りをつくる場合(既製品)
工期を短くしたい、レイアウト変更を想定している場合は、パーテーション設置が選ばれます。
壁を一から造作する方法と比べて、施工期間が短く、移設や原状回復がしやすい点が特徴です。- 必須になりやすい工事:パーテーション設置工事
- 関連しやすい工事:電気工事(配線立ち上げ)など
床の張り替えは何工事?床仕上げ工事の内容
床の張り替えは、基本的に床仕上げ工事にあたります。既存床を撤去して新しい床材を施工するのが一般的で、タイルカーペットや長尺シートなど、用途に合わせて床材を選びます。
床の段差や沈みがある場合は、必要に応じて下地補修・不陸調整を行います。また、配線を床下に通したい場合は、OAフロア工事を設け、その上から床材で仕上げます。- 必須になりやすい工事:床仕上げ工事
エントランスの印象を変えたい
エントランスの印象を左右する要素は、壁面仕上げやサインだけでなく、照明計画も大きなポイントです。
照明器具の交換や増設、配線・スイッチ調整は電気工事(設備工事)にあたり、あわせて壁面のクロス張替えや塗装などの内装仕上げを行うケースも多くあります。
ロゴやサインを照らしたい場合は、照射角度を調整できる照明を選ぶなど、目的に合わせて計画すると仕上がりが安定します。- 必須になりやすい工事:クロス工事/塗装工事/家具工事(受付カウンター等)
- 関連しやすい工事:電気工事(照明・スイッチ・配線)
トイレをきれいにしたい場合の工事
トイレの改修は、床や壁の張替えなどの内装仕上げに加えて、便器・手洗いなどの給排水設備や、臭気対策につながる換気設備の見直しがポイントになります。
設備の位置を変える場合は配管工事が伴うため、設備工事とセットで計画するとスムーズです。- 必須になりやすい工事:床仕上げ工事/クロス工事/塗装工事/電気工事(照明・スイッチ・配線)
内装仕上工事に関連する施工事例
実際の施工事例を見ることで、工事内容のイメージがより具体的になります。
関連する事例をご紹介します。内装工事におけるA工事・B工事・C工事とは
オフィスの内装工事は、すべて同じ条件で自由に行えるわけではありません。
賃貸オフィスでは、工事内容によって「A工事」「B工事」「C工事」という区分があり、誰が費用を負担するのか、どの業者で施工するのかがあらかじめ決められています。この工事区分を理解せずに進めてしまうと、
「思っていたより費用が高くなった」 「デザインの自由度が低かった」
といったトラブルにつながることも少なくありません。まずは、それぞれの違いを整理しておきましょう。A工事|ビルオーナーが行う工事
A工事は、ビル本体や共用部に関わる工事を指します。
空調設備や電気幹線、躯体部分など、建物全体に影響する工事が該当し、費用負担・施工管理ともに貸主(ビルオーナー)側が行うのが一般的です。B工事|ビル指定業者で行う工事
B工事は、借主(テナント入居者)が工事費を負担するものの、施工はビルオーナー指定業者で行う必要がある工事です。
天井設備や一部インフラ工事などが該当することが多く、物件ごとに工事範囲や条件は異なります。C工事|内装デザインの中心となる工事
C工事は、借主(テナント入居者)が工事内容を決め、業者選定・費用負担ともに借主(テナント)で行う工事です。
間仕切の設置、OAフロア、床・壁の仕上げ、造作家具、レイアウト変更を伴う内装工事の多くは、このC工事に該当します。事前にビル管理会社へ確認を!
内装工事を計画する際は、「どこまでがA工事・B工事・C工事なのか」を事前にビル管理会社へ確認することが非常に重要です。
工事区分を把握しておくことで、- 想定外の費用発生を防ぐ
- デザインの自由度を見誤らない
- 内装計画をスムーズに進められる
といったメリットがあります。
このあと紹介する内装工事の種類や事例も、「どの工事区分に該当するのか」を意識しながらご覧ください。まとめ
内装工事は工事の種類が多く、初めて検討する場合は分かりにくく感じることも少なくありません。
しかし、内装仕上工事と設備工事の違いを整理し、A工事・B工事・C工事の考え方を理解することで、内装計画はぐっと進めやすくなります。
また、内装工事は「間仕切りをつくりたい」「床を張り替えたい」「エントランスの印象を変えたい」など、目的によって必要となる工事や注意点が異なります。
まずは自分の要望に近い工事内容を把握し、どの工事区分に該当するのかを確認することが大切です。
工事内容や検討ポイントを整理したうえで、詳しい内容や施工の流れ、事例については、各解説記事・施工事例をご覧ください。
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