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オフィスリノベーションの費用相場は?30坪のコスト目安・期間・成功事例まで解説
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2025/12/04
オフィスリノベーションは、企業の働き方や業務効率を大きく改善できる重要な取り組みです。
近年は、宮城・仙台エリアでも働き方改革や採用強化の流れから、オフィス空間を見直す企業が増えています。
本記事では、オフィスリノベーションの「費用」「事例」「注意点」を中心に、実際に検討しやすい順序でわかりやすく解説します。オフィスリノベーションの費用と期間の目安
オフィスリノベーションには、目的や予算、スケジュールに応じてさまざまなアプローチがあります。 「全面的に改修したいのか」「必要な部分だけ変えたいのか」など、自社の課題や理想像に合わせて最適な方法を選ぶことが成功のポイントです。
フルリノベーション(全面改修)
フルリノベーションは、老朽化したオフィスや企業コンセプトの刷新を行いたい場合に適した方法です。
内装だけでなく、配管・電気設備などインフラの見直しまで含めて根本的に空間をつくり直すため、内容によって費用や期間に大きな差があります。
まずは家具や設備を含めた一般的な相場感を把握しておきましょう。【費用の目安】 約1,000万円~数千万円 ※30坪で15名利用、備品込み想定で1,000万円前後が目安
【期間の目安】 1~2ヵ月以上ポイントリノベーション(部分改修)
ポイントリノベーションは必要な箇所に的を絞り、短期的かつ比較的低コストで実施できます。
例えばエントランス周りだけをリニューアルしてブランドイメージを高めたり、
会議室や休憩スペースをリフレッシュしてコミュニケーション効果をアップさせたりといったように、
優先度や目的に応じて施工範囲をコントロールできます。【費用の目安】数十万円~数百万円程度
【期間の目安】数日~数週間費用内訳のイメージ
オフィスリノベーションの見積もりでは、次のような内訳になることが一般的です。
- ●内装工事(床・壁・天井の仕上げ、間仕切りなど)
- ●電気・空調・照明など設備工事
- ●ネットワーク・コンセント・配線工事
- ●オフィス家具・OA機器
それぞれの項目を分けて見積もることで、「何にどれくらい費用がかかっているのか」が把握しやすくなり、
不要な部分を削減してコストダウンを検討しやすくなります。オフィスリノベーション事例:空間づくりで変わる働き方
実際のオフィスリノベーション事例を知ることで、自社のオフィスづくりのイメージが具体的になります。
ここでは、働き方やコミュニケーションの変化に繋がった代表的な事例をご紹介します。事例1:フルリノベーションで既存建物を再生
もともと別用途で使われていた建物をスケルトン状態まで解体し、オフィスとしてリノベーションした事例です。
細かく区切られていた部屋をまとめて、開放的な執務スペースと来客対応エリアをバランスよく配置。
動線や視線の抜けを意識したレイアウトにすることで、社員同士のコミュニケーションが自然に生まれるオフィス空間になりました。
照明・空調・給排水・自動ドアなどの設備もまとめて改修したことで、光熱費削減やメンテナンス性の向上にも繋がっています。事例2:ブランディングを意識したエントランス改修
既存オフィスの全面改修までは行わず、エントランスや受付周りのみをリノベーションしたケースです。
会社のコンセプトカラーやロゴを活かしたデザインにすることで、「この会社らしさ」を表現した空間に。
来訪者の印象が大きく変わっただけでなく、社員にとっても「自分たちの会社を誇りに思える」場となり、採用活動でもプラスに働いた事例です。
宮城・仙台エリアでも、まずはエントランスだけ改修して企業イメージを高めるケースが増えています。オフィスリノベーションで失敗しないための注意点
オフィスリノベーションは、「やって終わり」ではなく、法的なルールや契約、工事期間中の業務への影響など、事前に押さえておくべき注意点がいくつかあります。
① 消防法・建築基準法などの法的規定
オフィス内の改修は、消防法や建築基準法に適合した形で行う必要があります。
非常口や避難経路、消火設備、天井高、採光など、法令に関わるポイントを理解している業者かどうかは非常に重要です。
見積もりや打ち合わせの際に「法令対応はどうなりますか?」と確認しておきましょう。② 賃貸オフィスの原状回復義務と契約内容の確認
賃貸オフィスをリノベーションする場合、退去時に原状回復義務が発生することが一般的です。
どこまで原状回復が求められるのかは、賃貸借契約書や管理会社との取り決めによって変わります。
大規模なリノベーションを検討する場合は、契約期間や更新時期も含めて、長期的なコストを考えておくことが大切です。③ 工事中の業務継続と仮オフィスの確保
工事中は騒音や振動、一時的なスペース不足が発生します。
フルリノベーションの場合は、一部のフロアを仮オフィスとして使ったり、在宅勤務やシフト制を併用したりするなど、業務への影響を最小限に抑える工夫が必要です。
いつ・どの範囲を工事するのか、事前にスケジュールを共有し、社内にも十分な周知を行いましょう。④ 補助金・助成金の活用
生産性向上や省エネ、働き方改革に関するオフィスリノベーションでは、国や自治体の補助金・助成金が活用できる場合があります。
宮城県や仙台市でも、時期によってオフィス改装や設備導入に使える制度が用意されていることがありますので、計画段階でチェックしておくと安心です。これらの注意点を事前に押さえておくことで、オフィスリノベーションによるトラブルや追加コストを抑え、スムーズなオフィスづくりが実現しやすくなります。
オフィスリノベーションとは?リフォームとの違い
オフィスリノベーションとは、既存のオフィス空間に大規模な改修を行い、機能性やデザイン性、働きやすさなど空間そのものの価値を高めることを指します。
一方、リフォームは「老朽化した部分を元の状態に戻す」「傷んだ箇所を修繕する」といった、原状回復に近い意味合いで使われることが多い言葉です。オフィスリノベーションでは、レイアウトの変更やフリーアドレスの導入、コミュニケーションエリアの新設など、
働き方や企業の課題に合わせてオフィスの機能を見直すことがポイントになります。オフィスをリノベーションするメリット
オフィスリノベーションには、見た目の刷新だけでなく、業務効率や採用力、生産性など、さまざまな効果が期待できます。
生産性向上と社員のモチベーションアップ
快適なオフィス環境は、社員の集中力を高め、業務効率の向上に直結します。
作業に集中できるエリアと、リラックスしてコミュニケーションを取れるエリアを分けることで、メリハリのある働き方が実現できます。企業イメージの向上と採用力の強化
来客が最初に目にするエントランスや打ち合わせスペースは、企業のイメージを大きく左右します。
洗練されたオフィスデザインは、取引先からの評価だけでなく、求職者にとっても「ここで働きたい」と思える重要な要素です。コスト削減とスペースの有効活用
古い設備を省エネ性能の高いものに入れ替えたり、オフィスレイアウトを見直したりすることで、光熱費や賃料の削減につながることもあります。
使われていないスペースを有効活用することで、必要以上に広いオフィスを借りる必要がなくなる場合もあります。コミュニケーションの活性化
部署の垣根を越えて会話が生まれるようなラウンジスペースや、カジュアルミーティングができるエリアを設けることで、
社内コミュニケーションが活発になり、新しいアイデアやコラボレーションが生まれやすくなります。オフィスリノベーションの種類と進め方
オフィスリノベーションの進め方は、大きく「どの範囲をどこまで変えるか」によって変わります。
自社の課題や目的に合わせて、フルリノベーションかポイントリノベーションかを検討しましょう。フルリノベーション(全面改修)
スケルトン状態にしてオフィス全体をつくり直す方法です。
企業コンセプトの刷新や、働き方の大きな転換(フリーアドレス化・ABW導入など)をしたい場合に向いています。
費用と工期は大きくなりますが、「理想のオフィスをゼロから実現できる」というメリットがあります。ポイントリノベーション(部分改修)
会議室・エントランス・休憩スペースなど、必要なエリアだけを改修する方法です。
コストや工期を抑えながら、オフィスの印象や使い勝手を改善したい企業におすすめです。
まずはエントランスや来客スペースだけリノベーションして、その後段階的に広げていくケースも多く見られます。施工期間とスケジュール策定
フルリノベーションは数ヶ月単位、部分改修は数日〜数週間程度が目安です。
業務への影響を最小限に抑えるためにも、「どの時期に工事を行うか」「どのエリアから着手するか」を早めに検討し、社内で共有しておきましょう。オフィスリノベーションを成功させる流れ
一般的な進め方は次のステップです。
- 目的・課題の明確化
生産性向上、採用力強化、コミュニケーションの活性化など、ゴールをはっきりさせます。 - 施工範囲と予算の整理
オフィス全体か、会議室やエントランスなど一部か、優先順位を決めます。 - デザイン・レイアウトの検討
働き方や導入したい設備(フリーアドレス、Web会議ブースなど)を整理し、オフィスレイアウトを決めます。 - 業者選定と見積もり比較
複数のオフィスリノベーション会社から見積もりとプランを取り、費用と内容を比較します。 - 工事・進捗管理
工事中のスケジュールと業務への影響を確認し、必要に応じて調整します。 - 完了確認とアフターフォロー
工事完了後は、図面通りに仕上がっているか、設備が問題なく稼働しているかをチェックします。
オフィスリノベーション業者の選び方
オフィスリノベーションを成功させるには、パートナーとなる業者選びがとても重要です。
デザインから施工まで一貫対応できるか
オフィスデザイン・レイアウト設計から、内装工事・設備工事まで一括して対応できる業者は、全体の進行がスムーズです。
窓口が分かれすぎていると、コミュニケーションコストやトラブルのリスクが高くなってしまいます。実績・事例数とアフターフォロー
実績豊富なオフィスリノベーション会社は、業種やオフィス規模ごとのノウハウを持っていることが多く安心です。
公式サイトで施工事例やリノベーション事例を確認し、自社に近い条件のオフィスがあるか見てみましょう。
また、工事後の不具合にどう対応してくれるか、アフターフォロー体制も事前に確認しておくと安心です。担当者とのコミュニケーションの質
設計や工事の内容を丁寧に説明してくれるか、こちらの要望をきちんと聞き取ってくれるかといった「担当者との相性」も大切です。
相談しやすさやレスポンスの早さは、オフィスリノベーションをスムーズに進めるための重要なポイントです。まとめ:オフィスリノベーションで生産性と企業価値を高めよう
オフィスリノベーションは、単なる内装工事ではなく、働き方や企業イメージを大きく変えるきっかけになります。
しっかりと目的と予算、施工範囲を整理し、自社に合ったリノベーション会社を選ぶことで、
生産性向上・採用力強化・コミュニケーション活性化など、多くの効果が期待できます。宮城・仙台エリアでオフィスリノベーションやオフィスリフォームをご検討中の企業さまは、
「どこから手をつければ良いかわからない」といった段階でも、お気軽にご相談ください。
対応エリア
宮城県仙台市 宮城県富谷市 宮城県塩竈市
宮城県多賀城市 宮城県名取市 宮城県岩沼市
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