オフィスづくりのお役立ち情報

狭いオフィスを広々使う4つのアイディア

2020/02/17

「入居した時にはちょうどいい広さだったのに、スタッフが増えてオフィスが手狭になってきた。」
「オフィス移転にはコストと手間がかかるし、引っ越す程じゃないんだけど…。」

事務所が狭いと感じたら

このような悩みをお持ちの方は数多くいらっしゃると思います。

会社の成長や事業の拡大に伴い、オフィスは狭くなっていくもの。
でも、頻繁に新しい物件へ引っ越すわけにはいきませんから、今いる事務所の空間をなるべく広く使うための工夫が必要です。

そこで今回は、オフィスの省スペース化アイディアをいくつか考えてみました。
限られた空間を有効活用して、快適なオフィスを作っていきましょう!

アイディア① デスクのサイズを見直してみる

まず注目するのは個人デスクの大きさです。
現在使用中のデスクは、実際の業務内容にマッチした横幅・奥行きでしょうか?
より小ぶりなデスクに買い替えれば、空間にゆとりを生み出すことができます。

横幅 イメージ 特徴
1000~1100mm
スリムタイプ
スリムタイプ 必要最低限の個人執務スペース。
営業職やオペレーター職に。
1200~1400mm
標準タイプ
標準タイプ 標準的な個人執務スペース。
事務職や企画職に。
1600~1800mm
ゆったりタイプ
ゆったりタイプ 必要十分な個人執務スペース。
設計職や研究職、開発職に。
奥行き イメージ 特徴
700mm
標準タイプ
標準タイプ デスクワーク中心の職種に適しています。デスクトップPCや大型ノートPCの利用に。
600mm
浅型タイプ
浅型タイプ 外回りや出張が多く、オフィスにいる時間が少ない営業職に適しています。小型ノートPCの利用であれば、窮屈に感じることは少ないはず。

「日中は外出していて、デスクワークはメールチェックが中心」の営業マンが、横幅1600mmの【ゆったりタイプ】の机を使っている…なんてこと、実は結構あるんです。ほとんど使われていないこの空間、もったいないですよね。

デスク1台あたりの横幅や奥行きを変更することで生まれる「ゆとり」のイメージは以下の通り。
職種別のデスクサイズの見直しは、一考の価値ありです。

デスク1台あたりの横幅を変えると…

デスクの横幅を見直し

デスク1台あたりの奥行きを変えると…

デスクの奥行を見直し

アイディア② 共有スペースを見直してみる

デスクサイズの変更が難しいなら、共有スペースを見直すという手もあります。
オフィスにおける共有スペースは、「会議室」「応接室」「休憩室」「食堂」などのスタッフが集まって利用する空間を指します。

共有スペース

あなたの会社では、これらの共有スペースをフル活用できていますか?

「共有スペース」こんな状態になっていませんか?
  • 会議室の利用は月に2回だけ。
  • 来客は少なく、応接室での商談機会はそれほど多くない。
  • ランチタイム以外、食堂は閑散としている。
  • 休憩室を使っているのはいつも決まったメンバーだ。
  • いくつか当てはまるという方が多いのではないでしょうか。
    このように、共有スペースが最大限に有効活用されているというケースは案外少ないもの。
    そこでご提案するのが、「空間に複数の用途を持たせる」というアイディアです。

     

    「会議室」に「応接室」の用途を兼ねる

    会議室で使用中のOAチェアをメッシュタイプからレザータイプに変更。重厚感・高級感が出るので、来客をもてなす応接室としても使えるようになります。応接室は空きスペースに。

    会議室兼応接室
    チェアを置き換えるだけで、会議室と応接室の兼用スペースが完成。

    「食堂」に「会議室」「休憩室」の用途を兼ねる

    ソファーや観葉植物を配置して食堂をカフェ風に改装。賑わうお昼時以外には、オープンな雰囲気の「ミーティングスペース」や「リラックススペース」としても利用できるようにします。従来の会議室や休憩室は空きスペースに。

    食堂兼会議室兼休憩室

    食堂として
    食堂スペースとして。
    ミーティングスペースとして
    ミーティングスペースとして。
    リラックススペースとして
    リラックススペースとして。

    アイディア③ 背の高い壁面書庫を導入してみる

    背の高い壁面書庫を使って、縦の空間を有効活用するのも効果的です。

    壁面書庫

    画像引用:コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部

    上下に組み合わせて使うオフィス用壁面書庫の高さはおよそ2メートル。
    壁際の一画に配置すれば、床から天井までの空間を収納スペースとしてたっぷり使うことができます。
    ロータイプの棚やカラーボックスなどの収納アイテムが床面積の多くを占めているなら、それらを廃止することでオフィスが広くなるかもしれません。

    省スペースな書庫選びのポイント

    「両開き」や「ラテラル(引き出し)」タイプは書類の出し入れが簡単で便利ですが、書庫の手前に十分なスペースを確保しなければなりません。

    両開き書庫 ラテラル書庫
    両開き書庫 ラテラル書庫

    スモールオフィスには、扉のない「オープン」タイプや、扉をスライドして開閉する「引違い」タイプがオススメです。

    オープン書庫 引違い書庫
    オープン書庫 引違い書庫
    画像引用:コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部

    収納物のサイズに適した奥行きの書庫を選ぶのも効果的です。
    「A4タテのフラットファイルやボックスファイルしか収納しない」という場合であれば、奥行き400mm(標準よりも浅め)でもしっかり格納することができます。

    アイディア④ 書類を電子化してみる

    すでに壁面書庫は使っているけど、これ以上台数を増やすのは難しい…という方は、書庫の中身を減らしていきましょう。紙の書類をスキャンして、電子データとして保存する方法です。

    いわゆるペーパーレス化は「コピー用紙の購入コストが削減できる」「必要な書類が探しやすくなる」「セキュリティを強化できる」「環境にも優しい」など、メリットがたくさん。

    PDFなどのデジタルファイルによる書類管理を徹底することで、新たに発生する紙資料の量を大幅に削減することができます。
    ゆくゆくは書類を収納する書庫そのものが不要になり、広々とした空間を手に入れることができるかも…?

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    テレワークを行う企業を中心にペーパーレス化が進行中です。「書類への捺印」や「オフィスにある紙資料の確認」など、出社しなければ対応できないタスクを減らそうという動きが背景にあるんだとか。手渡しによる接触感染リスクも回避できるので、テレワークを行わない企業からも注目を集めています。

    2020/08/11

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    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    それほど予算をかけずとも、上手に空間をやりくりすれば、広々とした快適オフィスを作ることができます。
    まずは現状のオフィスの状態をじっくり観察し、削減できるスペースを見つけてみましょう。

    利用者である従業員の意見も取り入れながら、業務内容に適した働きやすい環境を整えられるといいですね。

     

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