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【オフィス向け】ロールスクリーンの選び方ガイド

2020/02/18

オフィスのロールスクリーン

画像引用:タチカワブラインド|窓まわりと間仕切りのインテリア総合メーカー

ロール状の布を巻き上げたり・引き下げたりして開閉する「ロールスクリーン」。
省スペースな構造とスッキリとした見た目がオフィス使いに人気のウィンドウトリートメントです。

生地バリエーションの豊富さから、「一体どれを選べばいいかわからない!」とお困りの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、オフィス用ロールスクリーン選びのポイントをご紹介いたします。

ロールスクリーン選びのポイント①透過性

はじめにチェックするのは生地の「透過性」つまり「透け感」です。
外からの視線が気になるなら透けにくい生地が、圧迫感のないオープンな雰囲気を楽しみたいなら透け感のある生地がオススメです。

透けにくいロールスクリーン 透け感のあるロールスクリーン
【透けにくい生地】ワークスペースに。プライバシーが守られ、集中して仕事に取り組むことができます。 【透け感のある生地】リフレッシュスペースに。日差しをカットしながらも室外の景色を楽しむことができます。
画像引用:タチカワブラインド|窓まわりと間仕切りのインテリア総合メーカー

製品ごとの透け感を知るためには、メーカー各社による「透けにくさ・透けやすさの指標」が役立ちます。
生地の色や部屋の照明の具合などによって透け感は異なるので、製品購入前には生地サンプルを確認すると安心です。

ロールスクリーンの「透けにくさ・透けやすさの指標」例
タチカワブラインド
「透過性ランク」
ニチベイ
「透過度」
透けにくい 透過性ランクA 夜間、外から室内を見て、窓から1m離れたところに人がいるのが分からない シークレット 透けにくく、室内のプライバシーを守れる
透過性ランクB 夜間、外から室内を見て、窓から1m離れた人の輪郭が分かる ミディアム 部屋内の様子、外の風景のシルエットがぼんやりと映る
透けやすい 透過性ランクC 夜間、外から室内を見て、窓から1m離れた人の表情が分かる シースルー 透け感が良く、レースカーテンのように日差しを取り入れたり、二重使いで使用するもの

「なかなかイメージが沸かない」という場合には、製品サンプルや生地見本を見て・触れて検討することができるメーカーショールームを訪問してみるのもいいでしょう。
ショールームの有無や予約の要不要など、詳しくは各メーカーの専用窓口までお問い合わせください。

 

ロールスクリーン選びのポイント②遮光性

二つ目のポイントは、生地の「遮光性」です。
文字通り、遮光性の高い生地は光を遮って室内を暗くしてくれます。
プロジェクターを使う会議室や研修室などには遮光生地のロールスクリーンがオススメです。

遮光性能の高いロールスクリーン

画像引用:タチカワブラインド|窓まわりと間仕切りのインテリア総合メーカー

遮光生地には、その遮光性能に応じて以下の通り「遮光等級」が定められています。
想定する「暗さレベル」に合わせて、適当な等級の製品をお選びください。

 

ロールスクリーンの「遮光等級」
遮光等級 遮光率 閉め切った際の「暗さレベル」
遮光1級 99.99%以上 人の表情が識別できないレベル
※遮光1級はさらに5段階に分類されます。詳しくはこちらをご覧ください。(一般社団法人日本インテリアファブリックス協会)
遮光2級 99.80%以上
99.99%未満
人の表情がわかるレベル
遮光3級 99.40%以上
99.80%未満
人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル

ご注意ください!

ロールスクリーンの構造上、生地の性能に関わらずブラインドの上部・下部・サイドから光が漏れ出ることがあります。遮光効果をできるだけ高めるためには、窓枠よりも大きなサイズの生地を取り付けたり、光漏れを防ぐ部品を取り付けたりする必要があります。

光漏れしてしまうロールスクリーン 光漏れが少ないロールスクリーン
画像引用:タチカワブラインド|窓まわりと間仕切りのインテリア総合メーカー
例:窓枠内に製品を取り付けると光が漏れてしまいますが(左画像)、光漏れ防止の部品を追加すれば、生地のまわり・巻き取り部から漏れる光を遮断することができます(右画像)。

ロールスクリーン選びのポイント③プラスアルファの性能

三つ目のポイントは、生地が持つ「プラスアルファの性能」です。
近年では「お手入れの手間削減」や「省エネ・節電」を叶える特別な生地が数多く登場しています。
快適さ・清潔さを保つためには、これらの性能に優れたアイテムを選ぶことが重要です。

ロールスクリーンの生地性能

性能 メリット
ウォッシャブル 取り外して家庭用洗濯機で丸洗いすることができる生地
水拭き 水や洗剤(弱アルカリ性/中性)を含ませた布で汚れを拭き取ることができる生地
抗菌 抗菌効果のある生地
抗カビ 抗カビ効果のある生地
消臭 生活悪臭を消臭する効果のある生地
UVカット 紫外線をカットする生地
遮熱 遮熱効果があり、窓などの開口部から室内に入る熱エネルギーを軽減することができる生地(省エネ・節電効果もアリ)

ロールスクリーン選びのポイント④色柄

最後は「色柄」です。
窓まわりのカラーコーディネートは、オフィス全体の雰囲気をガラっと変えます。
色味が持つ特徴を利用して「社員のモチベーションUP」「来客の企業イメージUP」を目指していきましょう。

色彩が与える心理効果

ブルー系 ブルー系のロールスクリーン オフィスでよく用いられるカラーです。集中力を高めたり、涼しげな印象を与えたりする効果があります。
イエロー・オレンジ系 イエロー・オレンジ系のロールスクリーン ひらめきの色。明るく活発な雰囲気を演出します。
グリーン系 グリーン系のロールスクリーン 癒し・安らぎ効果があり、仕事のストレスを緩和してくれます。
ホワイト系 ホワイト系のロールスクリーン 信頼感や清潔感を演出してくれる色です。汚れが目立つのがデメリット。
ブラック系 ブラック系のロールスクリーン モダンでクールな印象。模様や柄付きの生地であれば雰囲気が重くなりすぎません。
ブラウン系 ブラウン系のロールスクリーン 落ち着きのある高級感や親しみやすいナチュラル感を演出できます。

部屋を広く見せたいなら「後退色」がオススメ

赤やオレンジ、黄色などの暖色は、距離が近く見える「進出色」。
青みの強い寒色は、距離が遠く見える「後退色」と呼ばれていることをご存知ですか?
オフィスの一番奥の壁に「後退色」のインテリアを取り入れることで、部屋を広く見せることができます。

暖色は進出色 寒色は後退色

左が暖色で「進出色」。右が寒色で「後退色」です。左よりも右の方が、奥行きがあるように見えませんか?
広々としたオフィスを演出するなら、一番奥まった壁面の窓にブルー系のロールスクリーンを設置するのがオススメです。

 

番外編 調光性に優れたロールスクリーン

これまで、「調光」つまり「部屋の明るさ調整」はロールスクリーンの苦手分野でした。
と言うのも、ロールスクリーンの主な調光パターンは以下の3つに限られるからです。

ロールスクリーンの調光パターン

1.スクリーンを全開にして、たっぷり外光を取り入れる
2.半開きにして、日差しを遮りつつ外光を取り入れる
3.完全に閉め切って、外光を遮断する

従来の調光パターン

調光が全くできないというわけではありませんが、羽根の角度調整で細かく光量をコントロールできるブラインドと比べると、自由度が低いことは否めませんでした。

しかし近年ではこの弱点を克服した「調光ロールスクリーン」という製品が登場しています。

前後に2枚重なったボーダー柄のスクリーン(シースルー生地と不透明生地でできています)を上下にスライドして、採光量を調節する仕掛けです。

調光スクリーン 開閉
調光スクリーン 調光面積 広 調光スクリーン 調光面積 狭 調光スクリーン 調光面積 なし
シースルー面積:広い シースルー面積:狭い シースルー面積:なし
画像引用:タチカワブラインド|窓まわりと間仕切りのインテリア総合メーカー

従来の「全開」「半開き」「全閉」の調光パターンに加えて、シースルー生地の面積を広げたり狭めたりすることで、細やかな光の調整が可能になりました。

ファブリックのソフトな印象と、自由で繊細な明るさコントロール。
これらの両立性を求める方には「調光ロールスクリーン」がオススメです。

 

窓枠の計測、ロールスクリーンの手配・取り付けは、業者に頼むべし!

取り付けたいロールスクリーンのイメージが固まってきたら、いざ購入・取り付けです。
窓枠のサイズを測り、適切な製品を手配し、安全に取り付けを行います。

・・・でも、この作業が意外と大変!

ロールスクリーンの取付け作業は大変

オフィスの天井が高く、取り付けに苦労した
測り間違いによりロールスクリーンが取り付けられなかった(→返品不可で、代金を無駄にした)
なんとか取り付けられたが、見映えが悪い

実は、こんな失敗例も少なくありません。
設置台数が数台であれば良いですが、複数台となると案外手間がかかってしまうもの。

本来の業務に支障が出ないよう、これらの作業は業者に依頼するのが一般的です。

オススメは、「製品販売」と「訪問取り付け」を一括対応してくれる業者です。
まとめて頼めば割安ですし、煩雑なやりとりも少なく済みます。

 

ロールスクリーン取り付けの大まかな流れと業者選びのポイント

ロールスクリーン取り付けは、以下の手順で業者に依頼します。

業者にロールスクリーン取り付けを頼む際の動き

① 求める性能・色柄・設置台数を大まかに決める
② 業者に問い合わせ、①の希望を伝える
③ 業者が現場訪問し、取り付け予定箇所の状態を確認・採寸
④ ③の事情を踏まえた製品の提案・見積りをもらう
⑤ 希望・コストに見合えば契約
⑥ 取り付けに来てもらう

重要なポイントは、採寸ミスによるトラブルを避けるために「出張採寸」に来てくれる業者を選ぶことです。
④まで無料対応してくれる業者もいれば、③の時点で料金が発生してしまう業者もいます。
「○○市内限定」「窓○枚以上から対応」など、訪問条件も業者により異なりますので、これらを事前によく確認した上で問い合わせるといいでしょう。

 

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