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「企業防災」とは?本当に役に立つ防災グッズとは?
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2023/03/07
地震被害や大雨被害などに備えて、日頃から災害対策をしておくことが非常に重要です。
企業には従業員や顧客の生命を最優先にしなければならない社会的責任があります。
労働契約法第五条の「労働者への安全への配慮」でも記されているように、企業は事業継続を実現するためにも、従業員が安全に職務に従事できる環境を整える必要があります。また、東日本大震災をきっかけに東京都などの各自治体が発表したガイドラインでは、企業(事業者)は従業員の3日分の備蓄品(飲料水・食料・防寒用毛布など、その他災害時における必要物資)を用意しておくことが求められています。(努力義務)
災害から従業員を守り、早急な事業継続・復旧をおこなうためにも、企業防災についてしっかりと考えておく必要があります。
[参考] 東京都:東京都帰宅困難者対策条例 仙台市:仙台市防災・減災のまち推進条例
画像引用:国土交通省
目次
企業防災とは
企業防災とは、企業が取りくむべき災害対策のことで、人命の確保と財産を守る「防災計画」と企業を存続させ早期回復を目指す「事業継続計画(BCP)」の2つの観点があります。
■「防災計画」とは
人命の確保と財産を守ること」を目的とし、災害による被害を最小限に抑えるために取り組むことです。
具体的には、災害情報収集・従業員の安否確認・飲料や食料品の備蓄・耐震補強などが挙げられます。
■「事業継続計画(BCP)」とは
「企業を存続させること」を目的とし、「災害時に重要業務が中断しない」または、事業継続計画では、防災計画に加え、下記3点を策定する必要があります。
①優先業務の特定
②優先業務の復旧時間の設定
③代替手段の業務継続方法事業継続計画(BCP)を策定しておかなければ、災害による事業継続困難のリスクが高まります。中小企業庁が提供しているBCP策定支援ツールでは2~3時間でBCP策定ができます。
今回は、「防災計画」について詳しくご説明していきます。
企業防災「防災計画」の具体的な取り組み
①防災マニュアルの策定
災害発生時のマニュアルを作成し、いざ災害が発生したときの対応をしっかり定めておきましょう。
マニュアル作成時は「分かりやすく」「簡潔に」しましょう。参考になるサイト:防災マニュアル作成の手引き | 愛知労働局 (mhlw.go.jp)
②防災訓練の実施
定期的な防災訓練の実施が欠かせません。地震や火災発生時の避難誘導訓練や初期消火訓練、AEDの使い方や心肺蘇生法を学ぶ応急救護訓練などが挙げられます。
【当社で行った救命救急講習会の様子】
③災害備蓄品の準備
災害が発生した場合、公共交通機関の遮断によって帰宅困難になるケースも考えられます。
社内に帰宅困難者が残ることを想定し、災害備蓄品を用意しておきましょう。企業に本当に必要な備蓄品・防災用品の種類
企業が備蓄しておくべき品目について見ていきましょう。従業員の分だけなく、来客の分も備蓄しておく必要があります。
緊急時の意外な盲点…本当に役に立つ防災用品を選ぶ
実際の災害時に「本当に困った」という経験から、新たな学びを得て本当に役に立つ防災用品をご提案致します。
非常食の保存期間は一般的に3~5年が多く販売されてきましたが、近年では7年保存可能な非常食も開発されています。
保存期間が長い=買い替えの頻度が減る というメリットだけではなく、長期的にみると1年あたりのコストの差がない商品もあります。また、保存期間に加えて、アレルギー食品が使用されていないかなどにも十分注意し、どんな社員もおいしく安全に食べられるものが必要になってきます。
■おススメ備蓄品:HOZON HOZONの非常食
7年の長期保存が可能で食物アレルギー特定材料等28品目不使用の非常食です。調理の必要がなく、開封後にパッケージのまま食べられます。食べてみた感想を動画でアップしていますので、ご参考にしてください。
■個人・部署単位で保管できる備蓄セット
いざという時に迷わずすぐ手にとれるよう、デスクの引き出しの中やロッカーの中に保管できる備蓄セットを活用しましょう。A4/A5ファイルサイズで効率的な管理ができます。■非常用車載セット
車で待機しなければならない状況で安心できるように、車に備蓄する災害対策セットもあります。車で待機の際に必要な水や食料・トイレを同梱していると安心です。
JAF(日本自動車連盟)が実施したユーザーテストによると、環境によって前後しますが夏場の日中は停車中の車内最高温度が52~57℃に上昇します。車用の商品は過酷な温度環境にも対応し、耐温度域が-20~80℃となっています。(商品によって差があります)画像引用:キングジム
■常に持ち運ぶ防災グッズ
外出先での『もしも』に備え、常に持ち運べる防災セットです。A5手帳と同程度で、小さなバッグにも入れやすいサイズの商品であれば、常にバッグに入れておくことができます。画像引用:キングジム
■ポータブル蓄電池で備える
停電が復旧するまでの数時間、業務が完全に止まってしまわないように、最低限の業務を継続できる環境の整備がBCP(事業継続計画)対策としても求められます。緊急時に即時に対応できるように設備工事が不要で、移動可能な商品として『ポータブル蓄電池』を備えておくと良いでしょう。画像引用:jackery
まとめ
今回は、企業が取りくむべき対策である「企業防災」と、本当に役に立つ防災グッズをご紹介しました。
大規模災害はいつ起こるかわかりません。
日頃から十分な備えをしておけば、人も企業も生き延びる可能性が高くなります。宮城・仙台オフィスづくりドットコムでは、ご予算や企業規模、ご要望を勘案したご提案が可能です。
災害備蓄品のご相談は宮城・仙台オフィスづくりドットコムまでお気軽にお問い合わせ下さい。カテゴリー:その他
タグ:今さら聞けない○○のコト 豆知識
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